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(17)二人制審判の魅力 磯部審判員 |
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今年に入り、大先輩でありますS審判員と二人制審判で組む機会が数試合ありました。
桜が満開の二人制審判は張り切ってしまいます 私の場合は年間に何試合も二人制はできませんので、いつも張り切って臨んでいます。 一人制審判の試合が多いので、二人制は相談できる方がいてくださるということで、精神的に非常にリラックスできます。 一人の場合に困ったことが起きた場合、一人で解決しなければならないのはもちろんですが、ジャッジした後で「今の強引だったかな?」とか「あれでよかったのだろうか?」などと自問自答し次のプレーに集中できていないことがあります。 それが二人になったときには、イニングや試合の合間に確認することができますし、指摘、指導を受けることもできます。 確認することによって、頭の切り替えがスムーズになり、次のプレーや試合に集中することができます。 外野フライが飛んだ場合「キャッチ、ノーキャッチ」とコールすることによって塁審の動きが変わってくるのですが、そのコールを聞いて反応してくださる方がいることにコールの重要性を感じます。 また、塁上にランナーがいる場合、打球を追って、バッターランナーを見て、他のランナーも見て、などということは一人では限界があります。 二人で分担することによって正確な判定ができます。 各塁上でのきわどい牽制球などのプレーは、投球の判定に備えている球審には難しいので、塁審がいることによりお任せできます。 一つのボールでプレーは進んでいくのですが、そこに4つの塁と投球、打球、送球、走塁と多様な動きが起こります。 野球の醍醐味を味わえるレベルの高い、スピーディな試合こそ二人制で行われるべきです。 |
(2009年5月1日) |