二人制審判の勉強



UDC主催の2人制審判デモを見学してきた感想

U・T審判員 

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首都圏野球審判協会にお世話になり、10年が経ちました。未だ、スキルアップのため、審判講習会に参加しています。今回は、昨年12月に行われましたUDC主催の2人制審判デモストレーションを見学してきました。場所は静岡県の清水庵原球場です。

以前もUDC主催の2人制審判デモストレーションを見学したことがあります。実際に自分が講習会などで動きながら勉強するのもスキルアップに繋がりますが、見ることも勉強の1つだと思って見学に行きました。

私は年間30試合ぐらい2人制を行っています。首都圏野球審判協会の先輩審判員の方々やUDC主催の講習会に参加して2人制のスキルを身に付けていますが、講習会などで教わったことが試合で思うように発揮できていないことが多々あります。


見学して感じたことが3つあります。

1つ目は一塁ベースコーチ付近にあがったファールフライでも、塁審がピポットに入ったことです。自分だったら、その場に留まってプレーを見ていたと思います。風もなかったため、フェアエリアに戻ってくることもないだろうと判断し、無駄な動きをしないと思いました。

試合後、塁審に確認したら、「わかっていても、もしかしたらがあるから、あれぐらいのフライはピポットに入ります。自分で決めるのではなく、次のプレーを読んで動くことです。」と教わりました。

2つ目はコミュニケーションの取り方です。
状況に応じた判定をより的確にジャッジするには、パートナーとのコミュニケーションが大事です。

ランナー三塁で内野ゴロでした。三塁ランナーが三本塁間で挟殺プレーになりました。バッターランナーがいるため、三本塁間のプレーは球審が担当します。しかし、この時はタッグが球審から死角(野手とランナーが重なり)になり、タッグが見えなかったようです。すかさず塁審にタッグの確認を行いました。

3つ目はランナーが出た時の塁審の動きです。

バッターランナーが1塁でセーフになった場合、次のプレーに備えピポットに入ること。ランナーがいる時、1つのプレーが終わっても、常にランナーを意識し的確な距離・位置に移動すること。

この2つが、今の自分にはできていないと感じました。

今回の見学も有意義な時間を過ごさせて頂きました。球審、塁審の役割分担ではなく、お互いの動きを見極めて、プレーの予測を読み、講習会等で教わったスキルを発揮できるよう、これからも審判に励みたいと思います。

まだまだ上達したいと思っています。首都圏野球審判協会の先輩審判員の方々、これからもご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。



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