審判員の本音
審判員の本音
◇◇◇ 境野興造審判員 ◇◇◇


【1】 審判員はカメラでいい
「サタデーリーグ」トップページへ
前ページへ


 久しぶりにノンビリとしています。誰に宛るとはなしに独り言を記してます。

 審判は楽しくやりたいですね・・・・じゃなければ選手の皆さんも楽しいはずがない、と・・私はおもいます。遊び半分の野球なら審判は不要と思います。真剣に勝つことを目的にゲームをする。頭を使い、鍛えられた体を使い、選手が自分の役割を果たしていく、攻撃にはそれなりのフォーメーションがあります。守備にもやはりそれに備えたフォーメーションがあります。野球はミスを犯すゲームと思っています。

 ミスを如何に抑えていくかダメージを少なく、抑えていくかが勝負と思います。野球は本当に頭を使うスポーツですね。さて・・と審判はとなりますと。

 1人制審判ですと審判員の感性に頼らざるを得ません。それでも各ベースの近くまで行ってジャッチしたいと考えております。けっしてタイミングだけで決める事はありません。

 試合が盛り上がってきたときこそが審判としては面白いのです、とくに球審・・今、想定される攻守の作戦を頭に置きながら1投を見つめているのです。けっして野球を楽しんでいるのではありません! 1つのプレーを楽しんでジャッジしています。この連続です。

 選手の皆さんはビデオカメラでなくてはいけませんが、審判員はカメラでいいのです。複数の審判制の場合は、選手と同じようにサインありフォーメーションありで皆さんの攻守に備えています。

 最後に本音を言います
 審判員も人の子です。ミスジャッジもありますが、ベースボールそのものがミスの起こし得るスポーツ(連続の中でのジャッジ=プレーを止めない)でも是だからこそ面白いのだよね!

(2004年5月1日)



臼井の一言…境野審判員はとても温厚な人柄です。私みたいにすぐ「熱く」なる人間とは「出来」が違います。いろいろ勉強させていただきます。


「サタデーリーグ」トップページへ
前ページへ