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●【投稿】やってはいけないプレー

千葉審判協会 佐藤 義憲  

 今日は、とんでもないプレイがありました。やってはいけない「空タッグ」です。バッターランナーがホームランせいの当たりでした。僕は打球を見ていて、1塁付近のプレイは見ていませんでした。実はその時に1塁守がランナーに対して空タッグをしていたのです。その時にアピールが有れば良かったのですがランナーが3塁でアウトに成ってから抗議が来ました。

 「今の空タッグは注意してください!!」と1塁コーチに入っている選手が抗議してきました。その時に1塁守に空タッグはしないで下さい。危ないですからそれと走塁妨害に成りますからと注意しました。

 抗議してきた選手はかなり怒って「草野球なのだから空タッグは禁止だ!」と激怒していました。僕も単独審判だからどうしても全部が全部見ては居られないので、直ぐに言って下さいと言いました。

 抗議した選手も解っていて「審判が一人だから全部が全部見られないのは解ります、だけどあれではフェアプレイでは無いしお互いに楽しく試合したいのに険悪な雰囲気に成ってしまうじゃないですか!!」と言っていました。

 かなり頭に来ていた見たいです。その回の攻守交代した時に監督と3人で話し、監督が謝って来たので後は「以後はあのようなプレイはしないようにして下さい。審判は一人で全部が全部みられないので解ってください。怪我でもさせてしまえば試合は台無しだしお互いに楽しく試合してるのにだめですよ!」と話ししておきました。

 試合が終わってから相手のピッチャーの話が出てきて、「左投手が牽制時に足が中に入って1塁に牽制して来ていたのですよ〜あれはボークですよね?」と言って来たので、球審からでは足が少し中に入っても解らないのですよ〜と言いました。

 この試合の反省点は、相手が審判をいつも頼まないで試合をしていると言う事。単独審判では正確なジャッジが出来ないと言うことです。

(2001・9)
 



●【投稿】ある試合で三つも不愉快な体験

千葉審判協会 佐藤 義憲  

 この間こんなプレーが有りました。1アウトランナー1塁で隠し球が有りました。僕は塁審でしたがボールを見失っていました。その時に1塁守が「審判隠し球!!」と言って来たので、即ピッチャーの位置を確認して、即「ボーク!!」の勧告をしました。ピッチャーも1塁守も驚いていました。その場で説明して、試合終了後に更に細かく説明しました。

 僕が思うにはフェアプレーでは無いと思います。プロ野球の見過ぎだと思います。それに騙す=ボークと考えても良いんじゃ無いでしょうか?

 また、セカンドの牽制球ですが、追いタッチなのにいかにもタッチした様に審判にアピールするのはやめて欲しいです。審判を誤魔化すプレーをするなら審判は頼むなと言いたいです。それに審判に解る様にタッグプレイして貰いたいです。

 それから捕手は何の為にマスク、プロテクター、レガーツしているのか考えてください。ボールが怖いからと言って避けて、審判にボールを当てるのは審判との信頼関係が無くなってしまいます。ボールを逃がさないで捕球するのが捕手の役目でもあると思います。
 (また、投稿させていただきます)

(2001・9・12)
 



●[投稿]審判員でも意見が分かれるプレー

千葉審判協会 佐藤 義憲  

 さて、僕の体験談話ですがこんな事が有りました。2アウトランナー1,2塁でカウントは2−3でした。次の投球をバッターは空振りしたのですがキャッチャーがボールをフェアグランドに落としてしまいました。それを見ていたバッターは走り出したのですがボールに触れてしまいした。もちろん出会い頭です。僕はストライク3をコールして振り逃げのシグナルを出して居ました。ところがキャッチャーはボールを拾いに行きませんでした。

 僕はそこで成り行きにしました。慌ててキャッチャーがボールを取り1塁に送球してバッターランナーはアウトになりました。

 攻守交代の時にキャッチャーが「今のは守備妨害ではないですか?」と聞いてきたので、僕は「今のは成り行きで、故意にけ飛ばしたのならインターフェアでバッターアウトです」と説明しました。

 試合が終了後に審判仲間で、このプレイの事を聞いたら6人の内2人が審判の裁定でバッターはインターフェアでアウトにすべきだ!と回答が来ました。
 その他の4人は故意で無ければナッシング(成り行き)にしてコールもナッシングと両手を広げてコールするとの事でした。

(2001年9月)
 



●3割バッターとは

臼井 淳一

 審判員の眼から見た「3割バッター」とはどんなタイプでしょうか。と先日質問をうけました。
 まず、バッターボックスで「集中」しています。決してお喋りなどはしていません。バッターボックスで集中できないバッターは、まずは打てる確率が低いです。次に投手との間合が実に素直に取れることです。どんな投手の間合にも対応するのはとても難しいことです。

 共通していることは「早打ち」です。これは皆さん意外だと思うでしょうが、投手が3球投げる内に必ず打っていることです。3球投げる時間は1分〜2分です。これは「集中」とも関係ありますが、集中の時間が短いほどヒットの打てる確率が高いのではないかと思われます。

 次にヒットの出る球種、コースですが、自分の好きなボールならストライクゾーンを外れていても打ちに行く積極性です。よく「選球眼がいい」といいますが、3割バッターは「積極性選球眼」なのではないでしょうか。明かに見逃せばボールを見事にホームランにしています。3割バッターのストライクゾーンは広いと思われます。「悪球打ち」とは違います。自分のストライクゾーンをもっていて積極的に打つことが3割バッターではないでしょうか。

(2001年8月)
 



●チームカラーについて

臼井 淳一

 サタデーリーグは24チームありますが、それぞれ違ったチームカラーをもっております。正確にはチームカラーをもっていないチームもあります。例えば結成して1〜3年とか、公式戦の経験のないチームは、なかなかチームカラーは作れません。

 「攻撃のみのチーム」「守りに徹するチーム」「楽しければ勝ち負けにこだわらないチーム」「なにをやっても勝つのだチーム」まだたくさんあると思いますが、それぞれ立派なチームカラーだと思います。

 これらのチームに共通していることは、「監督の統制力が強い」ということです。それに対戦相手を「大事」にする思いやりがあるということです。
 当リーグで全試合を消化した経験のあるチームは、チームカラーが自然についてきていると私は観ております。

 また、当リーグにも「臼井」宛てにいろいろ「問題」が寄せられてきております。それらの「問題」に共通していることは、「チームの成長」の過程で「避けて通れない」問題だと思っております。ここをクリアすれば「チーム」はかならず「強く」なるし「野球がよりいっそう楽しく」なると思います。

 私は「どのチーム」が悪いとか。と、ものごとを短絡的に見るのが嫌いです。現在、そのチームは「成長過程」だと見ることにしています。もちろん目にあまることは「厳重に注意」はいたします。
 先日も、まだ試合をやっているのにグラウンドに、当リーグのチームが入ったので「怒鳴り」つけました。

 野球は「勝てば嬉しい」です。その過程ではおおいに燃えてください。多少の「ヤジ」も仕方ありません。が、「相手の欠点」などは、「常識」として「ヤジ」ってはいけません。(審判にも注意するよう徹底させます)
  
 相手チームに「負けたけどまたお願いします」と言われる。いいチームカラーを作れるチームを作り上げていきましょう。

(2001年7月1日)

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