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日々努力を宣言


小濱 三成審判員

 首都圏野球審判協会(MBUA)の皆様、連日の審判活動ご苦労様です。

 ところで、現戦力のままでは、会長、副会長の育てて頂いた当初構想から未だに到達及ぶべくありません。

 私たちは、もっともっと努力して当協会が拡張してゆくための確かな足掛かりをつかむために大いに努力して次のステップ質の向上が必要だと思います。

 確かに審判とは試合がスムーズに進行しても特別に称賛されることは少ないのですが、仮にトラブルでも起きると一転して矢面に立たされるのが、昨年のWBCでの日本対アメリカ戦の例です。皆さん周知の王監督の抗議が正にそれを示しています。

 監督、選手から罵倒され、ファンからもブーイングを浴び、各メデイアからも批評を受けます。

 私たちの場合はプロ以上にプレーヤーから信頼を頂き、それを基礎として、しっかり試合を進捗する義務をもっています。 

 大切なことは一つ一つのプレーを公平に正しく判断していくことでしょう。微妙な判定でどちらかに不利な断をしても、その後のジャッジの「埋め合わせ」は絶対にしないことです。

 大事なことは結果でなく経過、つまり審判員としての努力だと思います。だからこそ判定のため、最良の位置に出来るだけ早く入るだけの体力維持を常に自分に課しています。

 私の場合、昔の高校野球連盟所属時代「より近くで見る」悪い習慣が無意識に今でも出ます。アメリカのジム・エバンス審判学校で学び数多くの教訓、的確な離れた場所から見る角度「グッド・アングル」を思い起こし、再度勉強中です。

 この春、MBUAの講習会で習ったことや、高橋副会長との二人制を実際の試合で運用して勉強したこと、さらに副会長が名古屋まで行き鬼頭氏から学び、見直しを必要とするメカニックなど、勉強と日々努力の積み重ねが最も重要だと感じています。

 私たちの威厳あるジェスチャーと大声で力強い宣告は、自信にあふれる元気ある行動・正しいメカニックと相まって優れた審判技につながると信じています。
 大いに頑張ります。


(2007年4月15日)


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