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掲示板の論戦から・その3


打者走者妨害と封殺か?と 投稿者:K.タニグチ 投稿日:2007年 6月15日

きたやまさん。7.09(a) 本条だけお読みください。一行だけです。複雑に考えないで・・●アピールが封殺の状態の時に起きています。しかし、日本の規則委員会では、後位の走者がアウトになっている時のアピールである。と解釈していますので、それを適用するしかありません。米国では、きたやまさんと同じ解釈(実は私も)だといいます。早く一つにまとめて欲しいところですが、この問題は十何年も前から騒がれているのです。


山口光由さまへ 投稿者:昴 投稿日:2007年 6月15日(金)

初めて投稿させていただきます。
この件に関してですが、山口光由さまの最初の意見であっていると思います。
根拠はUDCの野中さんのブログです。ご覧ください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/minor05/article/127



アピールと得点2 投稿者:きたやま 投稿日:2007年 6月16日(土)

無得点と思っておりましたが、日本とアメリカの違いがここにもあったのですか。他にも日米での違いはあるし、最近統一された物もあるし、この件もどちらにしても早く統一されなければいけませんね。
>7.09(a) 本条だけお読みください。
いつの場合でも1つの条文で判断することは危険と思っていますので、私は同意しません。果たして、第3ストライクを捕手がはじいて(スタートしていてもいなくても)打者走者に触れることが妨害かどうかについては、あらゆる規則を研究してみます。



アッピールプレイと得点 投稿者:山口光由 投稿日:2007年 6月16日(土)

アメリカと日本の解釈が異なる。ことは今までうかつながら知りませんでした。今までは、特にルールについては人一倍関心を持ち、自分なりに勉強してきたつもりですが、日本とアメリカの解釈が異なることは全然気がつかなかったし、資料、文献も見たことがありませんでした。

昴様に教えていただいたとおり、ジムエバンスの解釈は読ませていただきました。これを一応アメリカの解釈と理解して、この解釈は昴様ご指摘の通り私のガンバルマン様への第一回目の回答と一致します。

しかし日本の解釈の何か裏付資料があるのでしょうか。たとえば「何々連盟内規」とか、大変失礼ですが、「…こうだ」「…そうしている」「…筈だ」等では、よりどころが不在です。また説得力がないのです。

人のいったことをそのまま鵜呑みにしても、では審判の現場でルールを説得力がなく適用することは絶対にできないので、このような表現になってしまいましたが、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。

なお、日本の解釈の確信が持てるまで、ガンバルマン様への正確な回答ができないため、私の回答記録をそれまで抹消させてください。



守備妨害? 投稿者:きたやま 投稿日:2007年 6月19日(火)

1ストライク走者2塁、投球がワンバウンド、打者スイング、捕手は前にはじく、走者はそれを見てスタート、右打者の右足に当たり止まったボールを拾って三塁に送球、間一髪アウト、球審の私は当然プレイを流して3BUの判定通り、だれも疑問に思わなかった。これが2ストライクの後だと打者走者の妨害になるのだろうか?やはり7.09(a)を適用するべきは状況が違うと思う。

アッピールプレイと得点 、「日本の解釈」正式なものが有るのかな?と私も山口様と同様に感じていましたが何方か解りませんか?私が認識していたのは当にJIMの解釈でしたし、だからこそ間違いないと思っています。「日本の解釈」が別にあれば、それによって判定しなければならないのは言うまでもありませんが、いかがなものでしょうか?
「ファウル・フェアー」「投球当時」等、判定基準がアメリカと違う部分は正式な見解は有りますがここで話題になっている「アッピールプレイと得点」についてはありますか?



アッピールプレイと得点 投稿者:山口光由 投稿日:2007年 6月19日

多くの皆様から情報として教えていただきまして大変感謝しております。
私なりに何か確実に結論の出せることはと思い、昨日「全日本軟式野球連盟」(技術委員会)に「ガンバルマン様」の5月25日の質問をそっくり、手紙にて(文書にて)検討を依頼しております。

ここでの回答の内容が、日本における確信のもてる最終解釈(ジムエバンスの解釈との違い・または同一も)と確信して、最終結論が出せる状態になろうかと思います。
私なりの結論は、この手紙の回答がくれば即出せると思います。もうしばらくお待ちください。きたやま 様からの、守備妨害の件につきましては、私も目下検討中です



7.09(a)、と、マルチ問題 投稿者:K.タニグチ 投稿日:2007年 6月19日

根拠は規則書にあります。読み解く力は、個人読みとりでは、ハッキリ言って危険です。勉強会でスッタモンダしないと身につきません。7.09(a)の本文一行で・・・と言われたのは米国で活躍中の平林さんですと言ったら信用されるのでしょうか?

第三アウトがフォースアウトか?の例題はコピペしてアチコチを揶揄しているマルチ問題で、昨年も規則委員会と、(すでにフォースの状態ではない得点。)全軟連(フォースで無得点)野中さん(無得点)。と答は分かれています。現在の全軟連の答がどうかは興味があり楽しみにしていますが、日本の規則書を読む限りは、「後位の走者が先にアウトとなればフォースの状態ではなくなる」・・・と、もしお持ちでしたら「101の実例野球ルール」Q61をご覧ください。鈴木美嶺編です。



判断の根拠 投稿者:きたやま 投稿日:2007年 6月19日(火)

K.タニグチさま、平林さんの見解であっても疑問があればそのまま信用はしません。帰国してから、前述と同じ様な例を出して確認します。でも平林さんは「規則書のここに書いてあるからこうだ」とは答えないでしょう。「この規則の目的は・・・・」と規則の成り立ちから教えてくれると思うので、納得のいく答えが見つかると思います。

平林さんがパ・リーグ最後の年に、やはり尋ねた事があって「アメリカではこうだけど、日本では統一見解がないから、連盟で決めるか統一見解をはっきりさせなければいけないね」と言っていたことが、翌年しっかり通達が出ていました。今ではオフに全軟連の講師としても活躍していますからね。



根拠は規則書で。 投稿者:K.タニグチ  投稿日:2007年 6月19日(火)

きたやまさま あの人の言われたことだから、この本に書かれているから、そして、鵜呑みにしない。そのスタンスは必要です。山口様と混同してしまっているかもしれません。謝ります。私は疑問視されても結構です。グランドで確信して判定する事が出来るように、こうした掲示板の意味もあると考えます。いろいろ混乱させましたが、有難う御座いました。



守備妨害?(2) 投稿者:きたやま 投稿日:2007年 6月19日(火)

山口様そもそも今回の守備妨害については、6月6日の「選手からメールの質問」から始まっております。私は「故意でなければ妨害とは判断しない」と言う見解を示しましたが、「偶然でも当たれば全て妨害」または「当たった結果どちらに有利になったかで判断」と言う見解もあり、そのことについて未だ解決していない現状だと思います。最初に質問した「選手」のかたは「早く結論を出してくれ」という気持ちでいると思います。又は質問しっぱなしで気にしてないか(失礼)ちょっとだけ整理してみました。



振り逃げと守備妨害 きたやま様へ 投稿者:山口光由 投稿日:2007年 6月19日

迷路に入った感じですね。私も整理してみます。もっと単純に考えればよいのでしょうか。

選手の質問は以下の通りでした。(6月6日付け)
「振り逃げしたときに、キャッチャーが前にボールをそらし、そのボールが私の足に当たりました。私はボールを蹴飛ばすような形になり一塁に走りました。
一塁はセーフなのですが、やはり正確に守備妨害なのでしょうか。教えてください。」
(「一塁でセーフ」は審判のジャッジの結果(守備妨害ではなく)、一塁に生きたと、ここでは解釈することを前提とします。筆者注)

【私なりの結論】
公認野球規則 7.09 次の場合は、打者または走者によるインターフェアーとなる。(a)第三ストライクの後、打者が投球を処理しようとしている捕手を            妨げた場合(故意・故意でなく、は関係なく。筆者注)

【私なりの解説】
「ボールが打者(私の)の足に当り、そのボールを打者(私)が蹴飛ばすような形…のプロセスの結果を、審判員が捕手が打者に妨害(故意・故意でないに関係なく)されて、一塁でアウトにできるはずの打者走者を生かしてしまった、その結果は打者のせいである。.........

と判断したら打者(打者走者)は上記条文を適用して守備妨害としてアウトになります。

結果的に、おそらくこの場合の審判員は、打者の守備妨害と判断しなかったので一塁セーフとなった。のでしょう。(通常の審判員の判定では)

もしこれらのプレイを審判員が守備妨害(故意・故意でなくは関係なく)と判断したら
アウトを宣告されているはずです。従いまして、ご質問の場合、守備妨害ですよ、またはそうでない、は当然のことながら現場にいた審判員の判断によることになります。」

単に「足に当たった」ので「アウト」とはいえませんが、審判がそれを捕手に対する打者の守備妨害としたら「アウト」になります。
これでご質問の方には、ご理解いただけるのではないでしょうか。



6月10日付、まじま様の「谷審判の規則適用は誤りでは?」の最終結論 投稿者:山口光由 投稿日:2007年 6月20日(水)

6月10日付け、まじま様のご質問(6月8日の阪神:オリックス戦)の「谷 審判 の規則適用について誤りではないか」につきまして、本日発売の「ベースボールマガジン」誌(7月2日号)「実例で見るルール教室」欄で、ご質問の件がそのまま、谷球審の判定について、自分がなぜ鳥谷選手をアウトにしたか紹介されています。

「…6月8日の阪神対オリックス戦(甲子園)で実際に起きたプレーです。1点を追う8回裏無死一塁で阪神の鳥谷 敬は送りバンドを試みましたが、一塁方向の小飛球となりました。次の瞬間に、鳥谷は立ち上がった日高 剛捕手と接触し、日高は捕球できませんでした。

そこで谷球審は、接触がなければ日高は捕れた、と判断してアウトを宣告した。阪神の岡田監督から、バッターボックス内だから妨害にならないのではという抗議を受けたが、【こればっかりは仕方がない。バッターは故意にぶつかったわけではないのは認めるが、妨害に値する】と説明しましたが、その通りなのです。」

以上の場合の適用規則:公認野球規則 7.11 を以下に。
「攻撃側チームのプレーヤー、ベースコーチまたはその他のメンバーは、打球あるいは送球を処理しようとしている野手の守備を妨げないように、必要に応じて自己の占めている場所(ダッグアウト内も含む)を譲らなければならない。」


(2007年7月15日)


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