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思わず涙が…送別試合


臼井審判員  

 昨日は粋なはからいありがとうございました。
 いいチームメイトに巡り合うことも大事ですが、
 いいライバルチーム、いい審判員に巡り合えることも大事ですね。
 野球というゲームをやるのに必要な仲間ということなのでしょうね。
 いいチームメイト、いいライバルチーム、いい審判員に巡り合えた。
 僕らはとても幸せ者だと思いました。
 これからもよろしくお願いいたします。
                  (Aチーム監督より・転載承諾)



Aさんはバッターボックスで泣いています。
Aさんはピッチャーマウンドでも泣いています。
毎週のように2試合〜3試合の熱い、熱いプレーをしてきました。

青春の涙ではなく、ゴッツイ男の涙です。
男はいくつになってもロマンを求めるのです。
男のロマンは人生の「ゲーム・セット」までつづきます。

Aさんにとっては今日が最後の試合なのです。
野球とチームメイトが大好きなのです。
僻地への転勤のため野球ができなくなるのです。

勝った時は本当に嬉しいです。負けた時には悔しいです。
へたくそ審判員にも文句を言いたくなります。
たかが草野球 されど草野球なのです。

さぁ。整列しよう。そして「ゲーム・セット」です。
さりげなくその場を審判員は離れていきます。
その背中に「審判さんありがとうございました」。

審判員は振り向きもせず「バイ、バイ」と手を振だけです。
いや、本当は振り向くと涙が出そうになるのです。
審判員はこの場にいることが嬉しく、幸せです。


(2007年11月15日)


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