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ゲームコントロールとは


首都圏野球審判協会・AM審判員


 私たちの試合は2時間という制約の中で行われる試合が圧倒的に多いです。特に私設リーグ公式戦・ネット大会などはゲームの勝ち負けより「成立」が優先される場合があります。



本文とは関係ありません

 その役割を担っているのが審判員です。それぞれの公式戦には「規約」があります。中には10点差でコールドという試合があります。それらを審判員が熟知しておりませんといけません。

 そうは申しましても多くの「公式試合」の規約・特別ルールを覚えておくことは困難な場合があります。もちろん覚えておくことにこしたことはありません。

 先日もある私設リーグの試合で3回裏表が終了して20−0という試合を行いました。結果は時間切れで「ノーゲーム」ということでした。規約か4回終了で成立ということなのです。

「ノーゲーム」にしたのは勝ったチームにも責任がありますが、審判にも「責任」が少しあると思います。それは私設リーグの規約を事前に聞いておく必要があったのです。

 もうひとつはゲームコントロールです。一口に申しましてもいろいろ広範囲にわたる事項があります。ほんの一部を書きました。

こういう試合の場合は審判員がリーダーシップを発揮することです。具体的に書いていきたいと思います。当たり前のことが含まれまれます。

●ファールボールには守備側の選手に拾いに行かせない。特に捕手は必要最低限動かさない。

●ファールボールの後はすぐにボールを投手に投げるか、捕手に渡す。

●審判員はファールボールを拾わない。

●おおはばな選手交代は直接ベンチ告げさせる。審判が聞いてベンチに伝える無駄な時間を省く。

●ボールデッド後の「プレー」を早くかける。

●イニングの投球は3球として、時間をみてボール回し「なし」とする。

●捕手の打席を覚えておき、イニングの交代の時に捕手が防具を付けている時にはベンチにすぐに声をかけ捕手をやってもらう、9人の場合は内野手に声をかけやってもらう。

●雨等でボールが滑る場合は頻繁に交換をする。攻撃側チームにボールを拭いてもらう。

 上記、思いつくままほんの少し書きました。これを審判員が実行・指示するだけでも1イニングは早めることが出来ます。
 審判員は「ジャッジ」だけをしていたのでは勤まりません。たえず試合の進行を頭に入れておかなければなりません。



(2009年6月1日)


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