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09メジャーリーグ観戦紀行(6)


 Miami & Land Shark Stadium

K・O審判員


7月29日(水)

 ペンシルヴァニア・ホテルを朝6時にチェックアウト。朝食を取ろうと『Salt & Sugar』へ。時間が早いせいか準備ができていない。仕方なく今日の出発地ラガーディア空港へ向かう。6th Aveの34丁目から地下鉄F線に乗り42丁目で7番に乗り換え、74St-Roosevelt Aveで下車。そこからバスに乗り換えラガーディア空港に着く。このルートは初めての経験。悪くない・・・。
ルーズベルト駅でバスの乗り換えに多少時間はかかったものの所要時間約1時間。料金はたったの1.25ドル(安いッ!)

 9時45分発のユナイテッド航空7183便に搭乗。ワシントン・ダラス国際空港へ・・・。ここからマイアミ行き7599便に乗り換え。
ワシントン・ダラス空港での乗り換えは今回で二回目。前回は2004年にボストンからフィラデルフィアへ行く途中立ち寄り。懐かしい。

 マイアミ行きのUA7599便は満席。日本人搭乗者は私たち二人だろうと思いきや、いましたネ。同胞が一人・・・・。
その方は、ご主人がグローバル企業Sonyに勤務する奥様。マイアミ在住で、一年に一度の里帰りの帰り(???)だとか・・・。


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ワシントンIADのメインターミナルビル
(写真はGreeting!From Washington D.Cより)

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陸態勢に入った時の機外風景。海岸線と海がきれい。

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Outfield Terraceから見た本塁方向。空席が目立つ。



 マイアミ空港着陸を前に、折からの雷鳴と大雨が私たちを大歓迎??
この雷と大雨で飛行機は1時間ほど滑走路で待機。このおかげで今日の予定が大幅に狂う(ダウン・タウンへ行く予定がオジャンに・・・)
今は雨期で突然の雷や大雨は珍しくなく、観光シーズンは雨期が明ける10月からが本番と説明を聞く。ソニー勤務のご主人が奥様を迎えついでに私たちを宿泊先の『Comfort Inn Miami Air Port』まで送ってくれることに・・・。
空港から出たところでサラリーマンの退社時間と重なり車の大渋滞。にっちもさっちも行かず。空いている道を探しながら空港を一周し、多少時間はかかったものの無事ホテルへ。未知の地、マイアミで同胞のご好意に感謝。
 この大雨で今夜のゲームは大丈夫だろうか心配になるが、試合は予定通り19時10分開始とのこと。試合が行われるランドシャーク・スタジアムはNFLマイアミ・ドルフィンズとMLBフロリダ・マーリンズの共用本拠地。
今年5月に命名権が変わり、ドルフィン・スタジアムから現在のランドシャーク・スタジアムに改名。このランドシャーク・スタジアムへのアクセスは車しかない。ホテル前からタクシーで30分、50ドル(チップ込み)乗り合わせたこのタクシーのドライバー、Mr.Nawazは人柄良く、帰りも世話になった。
  今夜の試合はアトランタ・ブレーブズ対フロリダ・マーリンズ戦。
駐車場入り口近くに設置されたチケット売り場で『Outfield Terrace』(ライト後方席)を21ドルで購入。座席に付く前に、一階にあるチーム・ショップへ立ち寄り。商品の種類が少なく、陳列も殺風景で店内も暗い印象。他のスタジアム同様、ここでも人気選手のTシャツは品切れが目立つ。
それよりも自分に合うサイズがまったくない。みな大きいものばかり。
イヤ、よ〜く考えてみるとそうではなく小生の身体が小さいのだと気づき落胆??


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チケットは当日売りでも十分に買える。
Outfield Terraceのチケット。21ドル。
 

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ビールはぬるいし、パンはパサパサ。

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オレンジ色のシートに緑の芝。  
ライト側の座席から一塁方向を望む。

 

  チームストアーを後にし、座席につく途中ホットドッグとポテトチップスにビールを買いフロリダ式(?)の夕食・・・。
座席は雨でぬれていたが、タオルでぬぐい着席。
思ったより見やすく開放感満点。とにかく広々としている。
このライトスタンドからは地元マーリンズのライト・フィルダー、ジェレミー・ハーミダ選手への声援がすごい。
上記写真のように座席がガラガラなので、試合中盤に内野席の方へ移動(マネをしないでください。良いことではありませんョ・・・・)
ブレーブズの先発は川上憲伸投手。この日は4回2/3を投げ3本塁打、6失点、自責点6のさんざんたる内容で今季8敗目。マーリンズの先発ジョシュ・ジョンソン投手にも4回二死から2ランホームランを打たれる始末。さらに悪いことにボークも犯す。また8回にはブライアン・マッキャン捕手とボビー・コックス監督が球審、ビル・ホーンの判定に抗議し退場宣告。試合は3本塁打を含む6点を挙げたマーリンズが10安打を放ったブレーブズに6−3で圧勝。
  この日のアンパイアーは球審ビル・ホーン、一塁ポール・エメル、二塁ゲリー・ダーリン(クルー・チーフ)、三塁ジェリー・ミールズの四氏。ビル・ホーンはニーズスタイル。一塁のポールは体が大きく、走る姿も迫力あるがメカニックは控えめ。


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センターからレフト方向を望む。
おや?外野席には観衆がいないゾ。

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ブレーブズ先発の川上憲伸投手、
先発の役割果たせず、敗戦投手に。

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おっと、ホームランか?? みな、一直線に打球を注視、打者はマーリンズ、ホルヘ・カントゥ一塁手。


 今夜の観衆は13,518人。内野も外野席もがーらがら・・・空席が目立つ。
おまけにアッパー・デッキは閉鎖中。野球でこのスタジアムが満員になったのは2002年のワールド・シリーズが最初で最後ではないだろうか?
その年のマーリンズは『パッジ』ことイバン・ロドリゲス捕手が若手投手陣を巧くリードしアメリカン・リーグの覇者ヤンキースを4勝2敗で下し、6年ぶりのワールド・チャンピオンに輝いた年であり、ワールド・シリーズ100周年記念の覇者にもなった年。この時のヤンキースの出場選手の平均年齢は31歳。一方のマーリンズは28.6歳。この頃からメジャーには若返りの気運が・・・・。
  今日のマーリンズ先発メンバーの平均年齢は26.1歳。チーム自体も非常に若い選手が多い。著名な選手はいないが、将来を期待されるハンリー・ラミレス遊撃手やホルヘ・カントゥ一塁手、ダン・アグラ二塁手、ジェレミー・ハーミダ、右翼手そして今日先発したジョシュ・ジョンソン投手など等、若手の有望株が所属。チームをまとめるベテランがいれば頂上を狙える可能性大。
来春、市街地近くに収容人員37,000の新球場建設を機に、観客動員増とチームの飛躍が期待される。


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ジェレミー・ハーミダ選手を応援する電光掲示板。走者一塁、二塁塁審の位置に注目。

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ライトスタンドから三塁内野席へ移動。打者、マーリンズ五番ジェレミー・ハーミダ選手。  

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ライトアップされたランドシャーク・スタジアム・ゲーム終了後の帰り際に撮影。


 試合終了後、Mr.ナワズと待ち合わせ場所の駐車場出口へ・・・。
行き会えるか心配だったが、出口のすぐ近くでナワズと再開。一安心・・・・。駐車場の外にはタクシーが帰り客を当て込んでそこそこ列をなしているが予約をしておいたほうが安心。帰りの道はスムーズに走行。ホテルへ帰ったのは10時過ぎ。こうして初めての地、マイアミの第一夜は終わった。明日はセブンマイル・ブリッジを通り『Keywest観光』へ。気持ちがワクワク・・・。お休みなさい・

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来春、開場予定のマーリンズ新スタジアム。
The Official Site Of The Florida Marlinsより


(2009年11月1日)


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