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UDC・二人制審判講習会の感想


K ・S審判員


12月22日UDC主催の2人制講習会に参加しました。自分は今回が3回目の参加になります。

今回は午前中に座学での講義を聴き、午後は室内練習場に場所を移しての実技講習を行う内容でした。
 
午前中の講義は、基本的な二人制の動きの説明から始まり、ランナー無し、ランナー有りでの球審、塁審の動きの説明が主でした。
内容は過去に理解したはずのものでしたが、一つ一つの動きの意味の解説もして頂き、とても役に立ちました。

自分が実際の試合で経験をした事を踏まえて、今回この講義を聞けたので、過去に勉強した内容でも非常に新鮮に感じました。改めて、二人制の理解度を深める事が出来たと思います。

特にランナーが1塁にいる時の球審と塁審の動き方、またその時のお互いのコミュニケーションの取り方は、とても大事なポイントと思っています。
 
午後は実技講習、まずはランナー無しで、塁審のポーズ、リード、リアクトの練習。ポイントはしっかりと立ち止まってプレーを読む事、プレーを読んでから素早く動く事、この2つは非常に大事だと思いました。

プレーを的確に読む為に、外野手の守備位置の確認を怠らない事。他にも、コールは止まってからしっかりとする事など、普段は忘れがちな部分も改めて確認しました。

また、球審は塁審の動きに合わせて動く事、塁審の判断に従い、お互いが被らずに的確なジャッジが出来る様にする事、非常に勉強になりました。




ランナー1塁でのライトへの打球に対する球審、塁審の動きは、ここでは、2人のコミュニケーションが非常に大事だと痛感しました。自分が塁審に入り、実習を受けた時の失敗です。

球審が3塁側に上がり、プレーを読んで判断し、3塁でのプレーは球審がジャッジをする。1塁ランナーは本塁まで行く事も当然あるので、プレーを読み、お互いにコミュニケーションを取りながら動きを覚える練習です。

自分の時の練習は、ライトへの安打で、3塁でのタッチプレーでした。塁審の自分は3塁でのプレーになると読んだので、打者走者の動きに注意を払いました。しかし、球審がホームに戻っていたので、3塁には誰もいない状況でした。この場合、3塁でのプレーは塁審が見なければいけませんでした。

塁審の自分が、球審がプレーを見ると決めつけて、確認を怠ったのが問題です。また、球審もホームに戻る時に、パートナーである塁審に声で伝える必要性を感じました。
 
ダブルプレー、盗塁での塁審の動き。ここではステップの重要性を感じました。ステップや、プレーを見る場所への動きが、速く正確であればあるほど、プレーを見る余裕が生まれて、落ち着いたコールが出来ると思います。練習して身に付けて行きたいです。
 
内容は、私が参加した過去2回と大きく変わってはいないと思いました。しかし、二人制を経験する事で、過去とは比べ物にならないほど、講習の内容を理解する事が出来たと思います。

動き一つ一つに意味がある二人制審判の面白さが、やっと少しわかって来たのかなと思っています。
 
今回の講習の経験を踏まえ、出来るだけ多くを身に付けて、今後とも、首都圏野球審判協会で二人制審判を真剣に取り組んでいきたいです。


(2013/1/15)


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