審判員の 背中 背中画像
□□ 臼井淳一審判員 □□


【5】「若い審判組織」を応援したい
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 ジム・エバンス氏による審判クリニックに大阪・舞洲ベースボールスタジアムまで行ってまいりました。実はこのクリニック東京でも2回行われる予定がありました。関西方面の観光と、東京以外の審判員の方々との交流も兼ねて参加いたしました。

  UMPIRE DEVELOPMENT CORPORATION という横文字の主催団体には、元パ・リーグ平林岳審判員、アメリカ・テキサスリーグ2A内川仁審判員を中心に「アメリカ・ジム・エバンス・プロフェッショナル・アンパイアリング」で学んだ人たちが立ち上げました組織です。

 今までは「審判講習会」は目上の人か、同年輩の方たちに指導をうけましたが、今回は若い30代のインストラクターの方々が「的を射た」指導してくださり、さらに「親切・丁寧」に教えていただきました。私にはとても「新鮮」に感じられました。

 とくにジム・エバンス氏の通訳をしてくださいました内川氏は、英語が分からない私の頭にも「違和感」なく理解できました。

 ジム・エバンス氏のお話は、以前に人を介して聞いたことがありますが、直接ご本人からお話聞くと、野球ルールがこれほど分かりやすく、合理的に理解できたのは始めての経験でございます。

 通訳を介してのジム・エバンス氏との触れ合いですが、この方は、野球というスポーツを世界的な視野で見ています。また、審判もアメリカンがいいとは言いませんでした。その国の歴史や文化を無視しては、野球審判の国際化はない。と氏のお話を聞いて感じました。

 2泊3日のクリニックの中で、関西方面で「首都圏サタデーリーグ」のホームページを見ている審判の方々がこんなに大勢いるとは思いませんでした。

 私が10年間やってきました「リーグ運営と審判員」の「二束のわらじ」が、そんなに大きな間違いではなかったことに「確信」を持ちました。と同時に、このクリニックで教わったことを実践することの大切さを痛切に感じました。

 若い人たちが立ち上げました「審判員のための組織」は、私にとって、日本の野球を楽しく、正しく発展させることに、大きな期待と夢を与えてくれました。


(2004年3月1日)


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