作・臼井 淳一

  [ 6 ] 人事異動
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 今回の更新はあまりにも「書く」ことが多く困ってしまいました。
「イラク問題」「松井の満塁ホームラン」それに「選挙」等々…。あぁ、まだありました「お花見」「入学・入園式」「人事異動」等々…。

 この中で皆様には、一番興味があるのはやはり「人事異動」でしょう。

 わたしは、定年退職したので関心がないと思っていましたが、実はこれが現役時代より関心が出てきました。新聞に載っている「学校長の異動」はすべて目を通しました。
 「58才でこの人は異動するのだ、ご苦労さまー」(勝手に年齢を想像して)。
 それに比べ、わたしは「異動」がなくてよかった、よかった。なぁーんて思ったりしています。

 「人事異動」は上司が決定するものですが、なかなか本人の意思が通じないことがおうおうにしてあります。

 わたしは、現役中に人事異動しても「窓際族」だと一度も思ったことがありません。「会社の仕事」を大いに楽しみました。
 また、わたしは、会社だけが「人生」ではなく、「会社の仕事は遊び」、わたしの本当の仕事は「草野球リーグ運営」だと真面目に思っていました。

 そうは申しましても、昨今の現実は、厳しいものがあります。今の人たちは「残業」を多くやっても給料に反映されません。わたしたちの若いころは「残業料」が基本給の倍になったこともありました。

 仕事をやって給料に反映されないことほど「辛い」ことはありません。
 まぁ、そこで「不満」が高まってしまうのです。

 「人事異動」は本来「活性化」のためのものですが、日本国そのものが「沈滞」しておりますので、なかなか「活性化」は難しいです。

 これは「小手先」をいじっただけで、できるものではありません。わたしなどにはよくかわかりませんが、ただ、この国の政治は「労働意欲を失わせよう、失わせよう」と仕向けているように思われます。

 ただひとつ「解決策」があります。それは1億3000万人日本国民が、すべての預金を引き出し、臼井淳一に一週間、いや、3日間だけ預けてください。

 日本政府は「あわてる」でしょう。

 わたしは、札びらを見せながら言いますね「景気がよくなる政治をやりなさい」「庶民が負担になっているすべての法律を廃止しなさい」と。

 わたしが言いますと、すぐにこんな反論が、金融・経済財政政策担当大臣・竹中平蔵氏から来ますよ。
「日本経済はそんな単純ではないのです。臼井さんのお金をこの竹中に貸してください。わたしが日本経済再建します」。なぁーんて、しゃしゃり出てきますよ。

 「貴方だけには、もうだまされない! 人事異動してください」…(日本国民)

(2003年4月15日)


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