作・臼井 淳一

  [14] 8月15日は「祝う・戦争放棄記念日」
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 8月15日は、日本の終戦記念日・敗戦記念日です。今から58年前のことです。これを最後に日本の国内・国外では「戦争」を日本は起こしていません。
 わたしが記憶する騒動では「安保闘争」が日本を大きく騒がせたぐらいだと思います。

 しかし地球規模で見た場合「戦争」はどこかで、必ず起こっています。
 アメリカなどは、西部劇のインディアン迫害〜南北戦争を含めますと、この国は戦争をしていない「年月」が果たしてどのくらいあるのでしょうか。

 わたしが知っているだけでも「朝鮮戦争」、「ベトナム戦争」。アジア、アフリカ、中南米の独立した国への「武力ちょかい」と、本当に争いごとが好きな国だと思います。

 そういう日本も58年前までは戦(いくさ)が絶えたことがない国でした。「太平洋戦争」で痛い目にあって「戦争を放棄」したのであります。

日本国憲法 第2章 戦争放棄
第9条 戦争放棄、軍備及び交戦権否認
 (1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇叉は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 (2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


 この戦争放棄の憲法は世界に誇る立派な憲法ではないでしょうか。

 8月15日は終戦記念日・敗戦記念日という人がいますが、わたしは「戦争をしてはいけない記念日」。略して「祝う・戦争放棄記念日」にして欲しいと思います。

 暗いニュースが多い中、国家行事として「祝う・戦争放棄記念日」を盛大にやる必要があるのではないでしょうか。

 これには、アメリカ大統領、イギリス大統領、韓国大統領、北朝鮮主席、イラク首相?…世界の国々へ招待状を送ろうではありませんか。
 
 「2泊3日の招待」なら、日本国民(成人)一人あたり1円を徴収してもいいのではないでしょうか。1円30銭でも我慢します。

 こんなことができる国は、世界では日本しかありません。もし実現しましたら「日本」は世界各国から大きく評価され、大型プロジェクトの注文がどんどん来るでしょう。

 「小泉さん。竹中さん。数字をいじっても景気は良くなりません。発想の転換ですよ!」。
 といってみたところで、お二人は「発想の転換」より、いかに「アメリカの政策に日本を合わすか」しか考えないでしょう。

 坂本竜馬や西郷隆盛が生きていたらこんなこというでしょう。
「日本ちゅう国は、もっと大きーく羽ばたかにゃならん。独立国だばい!」

(2003年8月15日)


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