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[4]生き生き働く笑顔

 今年の3月に「韓国・歴史と文化の旅」
http://www.terra.dti.ne.jp/~j-usui/saturday/usui/otoko/otoko-010.html
へ行った時に知り合いになりました人から「ウズベキスタン4大世界遺産紀行9日間の旅にいってきました」というメッセージと写真が送られてきました。

綿畑で働く女性(撮影:稲田悦郎)
 その中の写真の一枚を見まして「ハッ」としました。写真には「綿畑で働く女性」という説明が添えられていました。

 綿畑で働く女性の「目線」と「白い歯」がぴったり合いとても素敵な顔をしています。また、まゆ毛がこの女性のたくましさを現しています。特に「目線」になんともいえぬ「おかゆかしさ」を感じました。

 わたしは「手相」、「人相」などというものにはまったく興味がありません。が、なぜかこの写真に「感動」を覚えました。

 東京・渋谷、新宿ではこのような女性の「顔」は絶対見ることはできません。もう少し言わせていただければ日本中どこを探しても見つけることはできないと思います。

 写真のバックが「綿畑」というだけではありません。日本の農村で見かける働く風景は、若い人が少なすぎます。とくに女性も男性もほとんどが中高年です。

 わたしは、工場地帯と漁業地域が混在しているところで育ちました。
 レンガ工場では前掛けをした若い女性が、顔を「黒く」して働いている姿。そして漁船から魚貝類をリヤカーに乗せ、朝市へ運ぶ若い女性の働く姿。それは、それは生き生きとしていました。写真の「綿畑で働く女性」と共通していたものがありました。

 あれから何年たったのでしょうか、日本では「生き生き働く顔」は女性・男性もなかなか見かけることは少なくなりました。

 電車の中で「携帯」「パソコン」で若い勤め人(サラリーマンという言葉は嫌いです)が仕事をしている姿を見ますと、「ここまでやらないといけないのか」と同情と悲しさを感じます。

 少しながいですが知人のメッセージを紹介させていただきます。
『長い歴史があるイスラム教のモスクが素晴らしく楽しい旅でした。とにかく空の青さにビックリ、それほど豊かな国とはいえませんが、のんびりとしていて、日本から行くと「いらいら」します。少し都会を離れて農村にいきますと、トイレの入り口にはドアさえなく、穴が3つ空いているだけ、そこで3人一緒に仲良くケツをだして用をたす。それでもあればいい方。砂漠を移動するときは男女別に道路の左右に分かれて青空トイレ、実はこれが一番清潔でした。
 観光地ではおみやげ売りやトイレの案内など子どもたちも働いていました。みんな働くことを苦にしていない感じで、生き生きとして幸せそうに見えました』。

『通訳のウズベク人の若い青年に、健康保険制度はと質問したら、理解が出来ませんでした。それもそのはずで国立の病院は医療費が一切無料。保険など不用な国なのです。決して豊かとは言えない国でも、人間の命に関わることは金がかからないのに、豊かといわれる日本で、高い保険料を払いながら、また医者で3割も金を取られる。何という遅れた国かとあらためて腹を立てています』。


「豊かさ」とはなんなのか。「働く人の顔」に現われるのではないでしょうか。30年前の日本には戻ることはできませんが、せめて、若い働く人たちに「希望と夢」そして「笑顔」が見えてくる政治を行ってほしいです。

(2004年11月15日)


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