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[8]直感で真面目に働こう

 運転免許証の更新が近づきました。今回は違反が一件もありませんので「更新ハガキ」を楽しみにしておりました。
 違反がないということは、府中刑務所に、いや府中運転試験場で半日もかけて講習を受ける必要がなく、地元の警察署で更新手続きが簡単にできるのです。それも今回はゴールドメダル(免許)を頂けるのです。

 なんと「更新ハガキ」を見てビックリ、ガックリ。違反がありました「ベルト装置義務違反」。わたしにはまったく記憶にないのです。


 今までいろいろ「交通違反」をやってきましたが、一番ショックだったのは、駐車違反のハガキを無視していましたら交通裁判所から呼び出しを受けたことです。

 今でも覚えております。府中運転試験場の暗くて寒い建物の中で、免許証を取り上げられ、なんだか分かりませんが右手を上げて「宣誓」をさせられました。

 まわりを見回わしますと、暗い感じの人たちばかりです。かなりの悪質違反者だと直感しました。たかが半日ですが、ここから「無事釈放」させられた時には、娑婆の空気がとても美味しく感じられました。

 10代のころ「原付きバイク」の免許証申請(この頃は申請)に警察暑に行った時、対応の悪いのにはビックリしました。まるで「不良少年」扱いを受けました。
「なんのためにバイク乗るのだ!」「本当に18才か?」「汚ねえ字だな!」「事故起こしたらぶち込むぞ!」とぶつぶつ言いながら高い印紙代を取られました。

 また、わたしのすぐそばを警察官に怒鳴られながら、手錠をはめられた人が「わめきながら」通るのです。ふだんの警察官の顔とはまったく違うのです。

 その時も直感で「ここは絶対に来ては行けない場所だ。そのためには、真面目に働くことだ」と18才で単純に決意をしました。

 今も昔も、若い人が真面目に働くに事は大変です。わたしの若い頃も「横道」への誘惑が多かったです。
 一昨年の中学同窓会で、若くして亡くなっている人は「横道へそれた人」が多かったです。

 運転免許証から「横道」へそれましたが、3年後の免許更新には「ゴールドメダル」をもらいたいものです。

なんと、なんと。
「70才でシルバー運転講習を受けるようになりましたよ」。
「うーん。参りました。ゴールドメダルは遠のきました」。

 とにもかくにも府中刑務所ではなく、府中運転試験場に行くようであれば。
「人生よし」、としましょうか。

(2005年1月15日)


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