思うがまま…II

臼井淳一
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(25)生きて行く気力が萎えないために

 この1、2年で大地震、それに伴う大津波。それに豪雨災害、そして最近では雷を伴う巨大竜巻という今まで考えられなかった大災害が起きています。これだけ自然災害が多いいと次は何が来るのかと戦々恐々としてしまいます。

 今回の竜巻大被害で、またまた嫌な事を考えてしまいました。そうです原子力発電所に巨大竜巻が来たらどうなるのでしょうか。

 日本中にある54基の原子力発電所は現段階ではストップしていますが、中身は放射能が一杯詰まっています。それと野積みされている放射能廃棄物があります。

これらのところに今回並みの巨大竜巻が発生しましたらどうなるのでしょうか。考えただけでも恐ろしくなりました。停止中の原子力発電所が巨大竜巻に巻き込まれましたら日本だけではなく、世界中の空が放射能に汚染されるのではないでしょうか。

特に裸か同然の福島第一原発の4号機に巨大竜巻に襲われたら防ぎようがありません。ウランもフランも何もかも舞い上がり関東地方は人間が住めなくなるでしょう。考えるのが恐ろしくなりました。


写真
豪雨のあとの被害。この程度ならいいですがね…

「原発よ サヨウナラ」と言っていますが、もうすでに「サヨウナラ」ができない最悪の状況になって来ています。

 このような状況の中で「電気が足りないので原発再稼動」などと言っている人の頭の中身を「レントゲン写真」で見てみたいです。できたら詳細がはっきりわかるように100倍ぐらいの放射線をレントゲンに通してみたいです。

 答は簡単なのです「原発の電気と人の命」どちらが大切なのかです。そうです再稼動を望む人は「人の命より原発電気が大切」なのです。レントゲンを撮ればはっきりします。

 レントゲン写真の隅の方に「どこに逃げるのか、アメリカの地図」が写っているでしょう。

 今、この原稿を書いている最中に(5月9日)雷が鳴っています。そしてこんな注意報が出ています「9日夜遅くまで竜巻などの激しい突風や落雷に注意して下さい」。天気予報欄に竜巻注意報が付け加えられるのは時間の問題です。

 茨城の知人のブログにこんなことが書かれていました。『地震・大雨・雷・竜巻・女房のイビキ・・・もう生きて行く気力が萎えてしまいました』。
全く同感です。全くはいらないですね。全く。

 生きて行く気力が萎えるのは、自然災害や原発問題だけではありません。「深夜バス運転手の賃金が一日8千円」それも一人運転です。事故が起きないのが不思議です。

 こんな過酷な労働がいろいろな分野でおこなわれています。仕組みを改めない限り、同じような事故がますますふえるでしょう。同時に働く人たちは生きて行く気力が萎えていくでしょう。

 選挙が近いと噂されていますが、政治家を選ぶ基準が最近明確になってきました。

1、レントゲン写真にアメリカの地図が写らない人。
2、原子力発電より人の命を大切にする人。
3、女房のイビキも旦那のイビキも気にしない人。

 これ以上気力が萎えないためにも3点を当てはめて政治家の資質を考えみます。

 ただし、政治家にはわたしは失格です。女房のイビキにはがまんできません。


(2012年5月15日)



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