【最終回】

ひとまず筆休み

作 臼井 淳一  


 1000冊作りました「エントツ復刻 小沢勲の成してきた仕事」の本が、残り500冊になりました。自主出版としてはまぁまぁだと思います。
 編者の木俣敏様はじめ、協力していただきました北原さん、金光さん、本当にお疲れさまでした。

 いろいろなところから、いろいろたくさんお手紙をいただき、私が一番「良い思い」をさせていただきました。これはお金では買えない貴重な「宝もの」だと思っております。

 くしくも、「教科書」問題で、アジア諸国から日本は「歴史」を歪めるのはおかしいと抗議を受けております。30年前にも「教科書裁判に家永教授が勝訴」の写真が小沢先生と一緒にこの本にも載っています。
 
 先生が生きて居られましたら「30年前に決着したことを、逆行させるのか」と怒ると思います。

 先生!大丈夫です。日本の若者はバカではありません。国際社会では成り立たないことを海外でつかんできます。「そんなこと知らない」では国際社会では生き残れないことが、国内でも分かってくると思います。

 今、大変な時代を迎えようとしていますが、逆に「面白い」。それでは「世の中を変えよう」と感じる若者が大勢出てくると私は確信しています。
 
 先生の書かれたことは、何年経っても「生きている」ことと思います。「小沢勲の勇気と優しさ」本当にありがとうございました。

 読んでいただきました皆様、ありがとうございます。ここでひとまず筆をおかせていただきます。続きは必ず書きます。

(2001年9月10日)