臼井 淳一

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(1)平和だからこそ野球が楽しめるのです


 今回のアメリカに対するテロ行為は絶対許すことはできません。軍事施設への攻撃だけではなく、多くの民間人を巻き込む卑劣な「テロ行為」はどんな理由をつけても成り立ちません。

 問題はこれからです。既にアメリカは戦闘態勢に入り、日本も全面協力という体制で自衛隊を「後方支援」という形で「戦闘態勢」に入っております。

 はたしてこれが問題解決の最善の方法でしょうか。「眼に眼を」「報復には報復を」では、あらたに犠牲者を出すばかりです。それも弱い女、子どもに犠牲が強いられると思います。

 ここでアメリカが特定の国に攻撃を仕掛ければ、あのベトナム戦争のように「ドロ沼」に陥ると思います。
 日本は「後方支援」といいますが、戦争に突入すれば前方も後方もありません。平和憲法のもとで生きている私達は、「武力」による解決は絶対にしてはいけないと思います。

 解決はただ一つです。国際世論で大きくテロを包囲して、法律の裁きを受けさせることです。この事を日本政府が国連を通じて提案すれば、国際社会で大きな評価を受けるでしょう。

 わたしたち野球を愛する者は、平和だからこそ野球が楽しめるのです。「戦争」への道を歩むことは、あきらかなルール違反です。

2001年9月23日




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