臼井 淳一

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(6) 日本経済のルール?


 「ムネオハウス」が世間を騒がせています。
 考えて見ますと私たちの子供のころは、「淳ちゃんの家」とかといって空き地にずいぶん勝手にハウスを造りました。時にはターザンの真似をしまして「大きな木」の上にもハウスを造りました。

 今の子供は、そんな遊びもなかなか出来ないですね。まず場所がありません。あったとしても親が飛んできて「危ないからダメ」といわれます。

 鈴木宗男という人は、多分子供のころの「遊びこごろ」から出発して、「ムネオハウス」をたくさん造ったのではないでしょうか。自分のお金で造るのならいいのですが、外務省という省庁を利用して「公金・税金」で、それも必ず業者からの「見返り(政治献金)」があるというのですから「見上げたものだよ屋根屋のふんどし」です。これはどんな「いい訳」をしても許されるものではありません。

 先日、建設関係に勤めている友達に「ムネオハウス」の話をしましたら「ムネオみたいな人がいないとわれわれはやっていけない」というような話をしました。まぁ、簡単にいえば「おこぼれ」が欲しいということです。

 日本の経済をガタガタにしているのは「根」が深いと思います。第二、第三の鈴木宗男を出さないような「ルール」にしないと、われわれ庶民は「おこぼれ」だけでは、ますます景気がわるくなるばかりです。

2002年3月15日




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