臼井 淳一

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(7) 地球全体から恨まれるぜ


「有事立法」とか「有事3法案」。皆さん知っていますか。私は単純に「日本がどこかの国に攻撃されたら自衛隊がなんとかしてくれる」法案だと理解していました。それでも日本はこの50数年戦争がありませんし、近隣の国でも日本に「戦争」を仕掛けてくる国は見当たりません。けれどこの法案にはなんとなく「不気味」さを感じていました。
 
 ところが私の理解と全く違うのです。簡単にいえばアメリカが起す「戦争」には、地球の裏側であろうと、表側であろうとも「自衛隊」が参戦するのです。
それも武力攻撃ができるのです。

 例えば、地球の裏側へ私が遊びに行っていても、アメリカが戦争を起せば、私は日本の自衛隊に攻撃されて「運悪く」死んでしまうこともあるわけです。
 冗談ではない。日本に税金を払っているのになぜ日本の「自衛隊」に殺されなければいけないのか。それも地球の裏側でですよ。えーと。私の住んでいる町田ですので、その裏側の国はなんという国なのですか?。地球の裏側には遊びに行きません。

 おっと。表側も遊びに行けませんね。なにしろ「アメリカ」が戦争を起せばどこにでも日本の「自衛隊」は参戦するのです。日本にいるのが「一番安全」ということになります。
  
 「有事立法」だかなんだか詳しくは知りませんが、そんなにアメリカに義理だてして戦争に参戦する必要があるのでしょうか?。
 
 「野球」はアメリカからきた素晴らしいスポーツです。日本国技の相撲以上に「人気」があります。それも「平和だから野球ができる」のです。

 地球の裏側、表側でアメリカと一緒になって戦争を行なうようでは、日本は地球全体から「恨み」を買う国になってしまいます。
「ルールを守ることは、恨みを買いません」。 

(2002年5月15日)




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